はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人だけの出口

首都高の八重洲ICは東京駅に隣接しており、そこには「乗客降り口」という施設がある。車は首都高から降りることなく、人だけが東京駅に降り立つことができるのだ。首都高でいったん停車し、乗ってきた車と別れ、薄暗い地下の通路を抜けて、ひょっこり別世界…

偶然出会った素敵な橋

先月宇都宮の大谷資料館に行ったときの道すがら、地味だけど冴えわたったいぶし銀のような鋼箱桁橋を見かけた。 ブラケットの根本を箱桁の底面まで延長し、ブラケットの下フランジはテーパーをつけながら箱桁付近で大きく広がり、ブラケットの突端部はアール…

なにかとすごい

北海道の芦別という町に架かるPC斜張橋、星の降る里大橋。名前もすごいが、A型主塔と五重塔と大観音の競演もすごい。それと、道路上空に構造物がある形式にしてしまったものだから、雪氷対策をせざるを得なくなり、主塔頂部と横梁りにチタンの板を貼り付…

韓流高層住宅

韓国は地盤が良くて地震が少ないためか、高層の集合住宅がたくさんある。結構な傾斜地や広大な畑地の中に盛大に林立しているその様子は、日本の常識的なスケール感を大きく逸脱していてかなりびっくりする。ベランダがなくサンルームになっていたり、側面に…

浮かび上がる線

夜のジャンクションで長時間露光を行うと、肉眼では見えない線形が見えてくる。なかなかのファンタジー。

高架橋に残された不思議な痕跡

首都高速11号台場線の有明JCTと台場ICの間に不思議な付帯施設がある。その特徴は、部材が細い、500mくらいの延長がありそう、上面と側面がネットで覆われている、上面にはかなりの勾配がついているというもの。お台場と有明に挟まれた運河に立地していて、宅…

モノレール雑感

昨日は高架橋脚ファンクラブが主催する千葉都市モノレールツアーに参加させていただいた。地元なだけに個人的に何度も見に行ったことはあるのだが、30名を超える集団でわいわいやりながら眺め歩くという経験は実に楽しく、自分の千葉都市モノレール観も少し…

コイル

大橋ジャンクションの標識、コイルの回路記号かと思ったよ。

雨のコンビナート

湿度が高いと、水蒸気は飽和したまま漂い続ける。だから、雨が降ってるときのコンビナートもいいもんだよ。四日市にて。

塗り分けの怪

先日記載したように、三郷ジャンクションの桁のほとんどはびっくりするほど彩度の高い朱色で塗られているのだが、ほんの一部の桁はなぜかグレーに近い淡い黄緑で塗られている。その部分は後から拡幅しているようで、もともとの派手な色の箱桁を包み込むよう…

あの高炉がついに解体へ

昨晩、蘇我の第五高炉の解体作業がついに始まってしまったとの知らせを受けたので、ちょっとだけ早起きして様子を見に行ってきた。 現場では巨大なジブを掲げたクレーンが稼働していた。ボディに書かれている型番から察するに、800t吊りのクローラクレーン(…