はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

段差の更新履歴

職場の近所を通る私鉄の切土区間にある跨線橋。鉄道の建築限界をクリアするために、少々無理をしながら路面位置が持ち上げてられている。この様子には事情が積み重なっているような気がして、個人的にはがっちり心をつかまれた。そこで現状を観察しながら、…

昇降グラデーション

大阪湾の高潮から市街地を守る木津川水門。アーチ状の巨大バイザーゲートを有する、強烈なインパクトがある1970年につくられた構造物だ。大胆な構造システムや近未来的な造形テイストなどからしてみると、1960年につくられたオランダのハーゲスタイン水門を…

技術革新が奪った仕事

先日FBを見ていたら、友人が近所の廃料金所ブースを紹介していた。この近くはたまに通っていたはずなのに、いままで気付かなかった。自分の不明にちょっとした悔しさを抱きつつ、あらためて通勤時に寄り道してみた。 実際に稼働している自動精算機レーンの隣…

再建へのステップ

甚大な被害が生じた熊本地震から丸2年。当時を振り返りつつ現状を伝える報道の中で、復旧が急ピッチで進められている熊本城の天守閣とともに、全面が足場で囲まれた飯田丸五階櫓の様子も示されていた。被災当初より「奇跡の一本石垣」として多くの人に復興…

アートネイチャー問題

構造物の「緑化」について、Twitterのタイムラインに興味深いコメントがいくつか上がっていた。そのきっかけは、メキシコの高架橋の橋脚をつる性植物で覆うというプロジェクトに関するツイートのようだ。元の記事は環境問題として書かれているのだが、こちら…