プレゼン資料をつくるために海外で撮った写真を漁っていたら、なかなか魅力的な写真を発見した。フランスの高速道路のパーキングエリアから撮った写真に、これでもかと言うほど送電鉄塔が写り込んでいてびっくりした。広大な土地を遠慮無く自由奔放に使い、まさしく「鉄塔天国」と言える風景になっている。鉄塔ファンには「ネコ型鉄塔」と呼ばれているタイプがやたら目立つね。
こんなフランス郊外の「電園風景」をすっかり忘れていたとは、まったく不甲斐ない。むしろ、このような風景を発見したのなら、予定を変更してちゃんと見に行くべきだよな。おそらく当時は長距離移動に気を取られていたのだと思うが、自分のアンテナ感度の低さに腹が立ってくるな。
当然、この場所がどこなのか判別できなかったのだが、写真の前後関係からすると、ベルギーのリエージュとコルビュジエによるロンシャンの礼拝堂の間であることは間違いない。撮影時刻からおおよその距離を推測し、グーグルマップで場所を絞り込んでいったら、わりとあっさり見つかった。MetzとNancyの中間くらいのAutoroute A31のパーキングエリア(写真をクリックすると写真下に緯度経度が表示され、そこをクリックすると地図をご覧になれます)なので、お近くを通る方がいらっしゃれば、ぜひともお立ち寄りくださいな。6匹のネコ型鉄塔が横に並んでいる風景なんて、そんなに見られるもんじゃないと思うので。