はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

斜行事例

f:id:hachim:20200610162019j:plain

ある方とのやりとりの中で「社交辞令」が話題となった。しかし、あっという間に「斜行事例」の話題にすり替わり、大いに盛り上がった。いや、一方的に僕だけな気もするが。鉛直でも水平でもなく斜めに移動するってことは、特別な事情を乗り越えるための解決策であることは間違いないだろう。

そのやりとりの中で、長崎市斜面移送システム2号機「さくら号」を思い出せなかったことが悔やまれる。平地が極端に少なく、斜面の勾配が極端に急で、住宅が高密度に密集しており、車道の整備が厳しいエリアが点在し、高齢化が進んでいるという場所における解決策。乗車できるのは、運転カードを持っている地域住民の方に限られている。さまざまな事情が反映された斜行事例のひとつだ。

このブログにも随時事例を追加していくとしても、他にもいろいろありそうなので、過去の写真をあたってみよう。とりあえず、エッフェル塔の斜行式エレベーターの写真を探さなきゃ。