先日開催された「小谷村砂防ダムツアー」の道中にて、衝撃の橋を紹介していただいた。なんと、旧橋であるコンクリート桁橋の直上に、新橋である鈑桁橋が架けられているのだ。ぱっと見たところ、旧橋はコンクリートの高欄もそのままだし、ずいぶん健全な状態で保存というか放置されているようだ。
道路の線形改良に伴い橋の位置を高くする必要が生じ、架け替えることになったのだろう。ところが新橋の桁下にギリギリおさまり、かつ、河川の阻害物になっていない旧橋は、解体費用の削減のためか、存置するという判断がくだされたということだろうか。まさか旧橋が新橋の荷重を一部でも担っているなんてことはないよね。橋台の設計はどうなっているんだろうか。
旧橋の橋台の前面に、土石流を感知するためであろうケーブルが張られている。インフラが視覚的に重層している様は、なぜかテンションが上がる。