はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

超巨大写真

少し前に札幌に行った際、改修工事中の北海道庁・赤れんが庁舎の脇を通りがかり、一瞬ドキッとした。完成はまだまだ先のはずなのに、その姿がバッチリ見えると。二度見すると、写真を転写したシートで覆われているではないか。もちろん実物の佇まいからはほど遠いが、ここまで大きい写真を使うと、妙な迫力や存在感や説得力が生じてくる。昨年の11月に通りがかった際には無骨な足場が露出していて、それはそれでかっこよかったのだが。

写真右側のガラス張りの仮設建屋は、見学施設になっている。庁舎の頂部に鎮座していた八角塔屋根が地上に降ろされており、1階と2階から間近に眺めることができる。3階からはガラス越しに改修作業を観察することができる。2階と3階には赤れんが庁舎の改修に関するさまざまな展示があり、これが結構面白い。札幌訪問の際には、ふらりと立ち寄ることをおすすめしたい。