はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

演出

景観特区

近年、この時期になると個人の住宅をイルミネーションで飾り立てることが流行っている。つい先日、それらが群生している地区を、友人に連れられてじっくり散策してきた。これはすごい!という高レベル(?)の住宅も稀にあったが、ほとんどはどこか間が抜け…

去りゆく老兵

デンマークの鉄道用海底トンネルの坑口付近に、その建設で使われたトンネルボーリングマシンのカッターヘッドが展示というか放置されていた。 人によっては、ただの汚い鉄の塊に見えるかもしれない。しかし、幾何学的な形態や錆びた表面は美しさを帯び、遺跡…

正当な意地悪

ジェットコースターを構造物として眺めてみても、結構面白い。力の流れが明確に形に現れていたりする。複雑な取り合いをうまく収めていたりする。それはそうと、眺めたり乗ったりする以上に、ジェットコースターのデザインって面白そう。きっと、経験による…

有機的無機物

“有機的なデザイン”って言葉はよく耳にするけど、それは、あくまでも造形や装飾の“テイスト”の話だと思う。“テイスト”は人による好みの違いが大きいので、公共構造物のデザインでは、かなり気をつけなければならない。この橋のデザイナーはロシア系アメリカ…

仇となる厚意

河川橋のコンクリート床板を部分的に張り出して歩道の空間を広げた、いわゆるバルコニー。これらは、快適な眺望・休憩施設を意図してつくられる。確かに橋からの眺めは良いことが多いので、穏やかな日はそこに佇みたくなるだろう。しかし実際は、夏は強い日…

市街橋の要素

かつて、「北海道三大名橋」という呼称があった。札幌の豊平橋(T13)、釧路の幣舞橋(S3)、旭川の旭橋(S7)である。豊平橋と幣舞橋はすでに架け替えられ、現役は旭橋のみである。写真はそのうちのひとつ、先代の豊平橋を掲載している札幌市営交通のプリペイドカ…

豪華な装飾

パリのセーヌ川に架かる豪華絢爛なアーチ橋、アレクサンダー三世橋。1900年に開催されたパリ万国に際して、ロシア皇帝のニコライ二世が寄贈した橋である。 100年以上前に100m以上のスパンを実現した技術もさることながら、装飾がとんでもなくすごい。あちこ…