はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

廃墟の魅力


自分はそれほど廃墟好きではなかったのだが、フェルクリンゲン製鉄所を体験したことによって、ちょっぴり見方が変わったような気がする。朽ちていくもののリアリティというか、自然と人為のせめぎ合いというか、時空を超越する感覚というか。まだうまく言葉にならないけど、廃墟にはなにやら魅力があるらしいということは実感できた。それらを意図的に取り込んで嫌みなく演出しているドイツ人に、してやられた感じだ。