はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

青い海の人工島

あまりにも寒い日が続いているので、昨夏に行った沖縄の写真を眺めている。すっかり忘れていたけど、那覇空港の沖合の青い海で人工島の埋め立て工事が進められている様子を撮っていた。 これは新滑走路の建設工事なんだろうなあ、たしかに国際線や離島便など…

年の離れた双子

ケルンのダンス場を見に行くときに、観光写真でよく登場する鉄道橋のホーエンツォレルン橋の歩道でライン川を渡った。その際に上流側に架かるドイツァー橋のシルエットを確認し、ふーん3径間の鋼橋か、あそこには隅田川に架かる清洲橋のモデルになった吊橋が…

地下の秘密基地

ケルンの旧市街を南北方向に貫く地下鉄5号線のホイマルクト(Heumarkt)駅は、その大空間が少々ふざけたSF映画に出てくる秘密基地のようで、とても楽しかった。断面は正円なんだと思うのだが、全く自信がない。斜めに配置されたコンクリートのラインと微妙に…

山岳教会

ヴッパータール空中鉄道を訪れるついでに、周辺エリアで見ておきたいものがいくつかあった。そのうちのひとつが、1972年につくられたゴットフリート・ベームによるマリエンドーム・ネヴィゲス(Mariendom Neviges)という巡礼教会。記憶が定かではないけれど…

浮きテント

ケルンで見たフライ・オットーによるダンス場の膜屋根は、たいへん感動的だった。絶妙な緊張感を伴って宙に浮かぶテントの姿は、まるで魔法を見ているようだった。60年前の1957年につくられたというから、さらに驚く。特別に耐久性が高いわけではなく、時々…

空飛ぶ鉄道

ついに念願を果たした。遅まきながら、年末にヴッパータール空中鉄道をたっぷり体験してきたのだ。湘南モノレールのWEBマガジン「ソラdeブラーン」の執筆陣としては、佐藤淳一さん、西村まさゆきさんに続く3人目ということになるだろうか。かつて佐藤さんよ…