はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

浮きテント

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ケルンで見たフライ・オットーによるダンス場の膜屋根は、たいへん感動的だった。絶妙な緊張感を伴って宙に浮かぶテントの姿は、まるで魔法を見ているようだった。60年前の1957年につくられたというから、さらに驚く。特別に耐久性が高いわけではなく、時々張り替えられているようだね。ミュンヘン・オリンピアシュタディオンも感激したけれど、よりピュアな構造の美しさに触れることができた気がするな。あらためて訪問する機会が得られれば、周囲に水が張られている状態を見てみたいね。