はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

千葉の羽田


羽田空港では現在、新たなD滑走路を沖合に建設中。その滑走路の一部は、ジャケット構造と呼ばれる方式で建設されている。もともとの意味は服のジャケットと同じで、杭に鋼製トラスの構造体をかぶせることから名付けられたんだそうな。鋼製ジャケットなんて、ずいぶん防御力が高そうだ。
そのジャケットは、千葉港にある製鉄所の一角でもつくられている。昨年末に船からその姿を見たのだが、あまりのでかさに当初は何者か全くわからなかった。羽田空港の一部らしいという話を小耳に挟んで、ようやく巨大なジャケットであることに気がついた。
たぶん、東京湾のいろんなところでつくっているんだろうね。地上で部品を組み上げて、台船に乗せて曳航し、現地で巨大なクレーンでつり上げて設置する。できあがるものもでかいが、製作の地理的スケールもでかい。