フランスの南部を巡ったときにはアヴィニヨンにも立ち寄ったのだが、もっとゆったり味わうべき街だった。ここの歴史地区は世界遺産にも登録されているってのに、ほとんど駆け足でバタバタしちゃっただなんて、実にもったいないよね。でもさすがに「アヴィニヨンの橋の上で」で有名なサン・ベネゼ橋の鑑賞は外さなかった。そのおかげで、橋のたもとにあったEIFFELの資料館に必然的に立ち寄ることになり、ルーアンのおバカ可動橋・ギュスターヴ・フローベール橋の情報をゲットした。こういう展開って重要だよねえ。
1185年に完成したオリジナルのサン・ベネゼ橋は、22連のアーチだったという。その後、戦争やローヌ川の氾濫で何度も被災し、17世紀には再建することを放棄したらしい。地図で見ると、流速が早い水衝部がどうしてやられちゃうってことが、なんとなくわかる。ちなみにローヌ川の源流は、スイスのフルカ峠近くのローヌ氷河。大陸ってすごいな。
それと、何度か下流の素敵なラチストラスの鉄道橋の情報を得ようとしたんだけど、なかなかヒットしない。どなたかご存じないだろうか。