はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

翼を広げた黒い鳥

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構造の中に潜む美しさを、過剰なまでに引き出すことが得意な、サンチャゴ・カラトラバが手がけた駅舎「リヨン・サン=テグジュペリTGV駅」が、リヨンの郊外にある。まるで翼を広げた鳥のような、ダイナミックなフォルム。駅舎という建造物ではなく、中に入れる彫刻作品として捉えた方が、素直に受け入れられるかもしれない。

カラトラバは緊張感のある力の流れの表現や、執拗な要素の繰り返しによって、ハッとする研ぎ澄まされた空間を生み出している。ちょっとやり過ぎなのでは、とか、必然性はあるのかなどという疑念が頭をよぎるが、それはカラトラバ作品には見当違いな観点であることにも留意しておこう。おそらく発注者は、公共インフラに求められる機能以上の価値を期待し、あらかじめモニュメントとして捉えているんだろうね。

高速鉄道のTGVの駅であり、例えばパリからマルセイユに行くときなどの途中で寄り道することも可能だが、停車する本数は少ないようなので、下調べが必要だ。また、リヨン・サン=テグジュペリ国際空港に接続しているため、トランジットの際に立ち寄るという行程が組めるかもしれない。フランス第2の都市であるリヨンの中心市街地からは少し離れているので、そこも注意が必要。世界遺産に登録されているリヨンの旧市街は、河岸段丘による高低差があってとても刺激的。街歩きがとても楽しいので、時間と体力に余裕を持ってトライしたい。

そんなことを考えなくても済むツアーが、「ヨーロッパのドボクを見に行こうツアー」だ。帰りの便をこの空港にして、しっかりコースに組み込んであるよ。この駅舎の好き嫌いはいったん脇に置いといて、とりあえず見に行こうよ。申込は今月の23日まで!

 近畿日本ツーリスト:ヨーロッパのドボクを見に行こうツアー