はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

私的ドボク大賞2025

いよいよ終わろうとしている本年も、世界でも日本国内でもいろんなことがあったね。不穏な空気が社会全体を覆っていたが、ミャクミャクやドジャースの大谷さんたちの活躍がそれをどうにか払拭してくれていた印象だ。その一方で個人的には、近年の中ではよう…

MVRDVシリーズ

年末特有のバタバタした仕事環境が、ようやく落ち着いてきた。それと同時に、ずっと気になっていたオランダ建築の潮流を捉えたいという欲求が頭をもたげてきた。そもそものきっかけは、9月のオランダ旅行。 旅行の終盤で見に行った、オフィス、ショップ、集…

白い三連星

ライン川から分流するネーデルライン川およびレック川には、二連のバイザーゲートを有する未来的フォルムの水門が3つ連続している。下流から長兄のハーゲスタイン(Hagestein、1960)、次男のアメールンヘン(Amerongen、1965)、三男のドリール(Driel、19…

無礼さの果てに

先日、ある学会の研究発表会に参加した。僕自身もとんでもなく久しぶりに発表したのだが、内容の半分ほどでタイムアップという大失態をやらかしてしまった。まあそのことは、いったん忘れることにしている。 発表の中に「風景を眺める体験」という哲学的な問…

脱構築の思い出

有名な建築家であるフランク・ゲーリーがお亡くなりになったことを、SNSで知った。脱構築主義建築の旗手として、ぶっ飛んだ建築作品をいくつも実現している建築家であり、享年96歳とのことだ。SNSでは有名人が亡くなった際の定番として、追悼記念自慢大会が…

低地の国の治水

オランダの「Room for the River (Ruimte voor de Rivier)」プロジェクトの中でも最大級とされる「High Water Channel (Hoogwatergeul) Veessen-Wapenveld」を見に行った。これは、写真右側を流れているアイセル川が増水したときに、膨大な量の水を受け入れ…