
昨年から何度か神戸を訪れているが、まだポートライナーには乗っていない。しかし、何度もその桁を見上げている。特に三宮駅付近で3つに分裂しながらダイナミックな曲線を描くキングギドラのような迫力には、毎回感激している。
1981年に開業した新交通システムは、やはり1995年の兵庫県南部地震で大きな被害を受けたようだ。始発の運転開始直後に発災したことで人的被害はほとんどなかったものの、桁の落下やずれ、橋脚の損傷、基礎の傾斜などが生じたとのことである。当時の記録をざっと見たところ、三宮駅に関する記載は確認できなかった。おそらく上の写真の桁や橋脚は、なんとか耐え抜いたのだろう。
しかし、キングギドラの首の根元は少々危なっかしい構造になっている。胴体の箱桁がカンチレバーになっていて、そこに3本の首の箱桁がちょこんと乗っかっている。首全体は連続桁になっているのでそう簡単には落ちないだろうが、やはりゲルバー部は地震に弱い印象がある。だからこその豪快な落橋防止装置が観察できる。そこから絶対に桁を落とさないという気概を感じ取ろう。
また神戸に行く機会があるだろうから、その時にはここからポートライナーに乗って、ポートアイランドや神戸空港を訪れたいね。