デン・ハーグの地下トラム駅「Spui」はレム・コールハース率いるOMAの設計。地上、地下駐車場、トラムホームの重層構造が上手い具合にまとめられていて、複雑な空間構成が体感的に認知しやすくなっている。エスカレーターを下って地下のホームに行く途中、車が走る姿をガラスの向こう側に見たときは、なんとも不思議な感覚を抱いたよ。
それはそれとして。
出入口の柵にはめられた自転車の車輪たちが、あまりにもステキでキュートでときめいた。設計者の意図を外れて発展的な使われ方がなされるってのは、ユーザーの勝利を実感できるね。ちょっぴり複雑な気分だけど。