昨日、職場に出入りしている本屋さんから、カルロ・スカルパの作品集を勧められ、あっさり購入した。つい先ほども休日出勤の疲れを癒やそうとニヤニヤ眺めていた。やっぱり僕は大好きだなあ、スカルパの空間構成や素材の扱いやディテールの造形が。
前にも書いたと思うけど、スカルパという建築家は確実に橋マニアだよねえ。上の写真に示したこの墓地の中心となるお墓を見ても、コンクリートアーチ橋のようなもんだもんな。基部にはちゃんとローラー支承も設置されているし。この公園のように居心地のよい墓地は、ランドスケープを含めて本当に感動するので、みんな行くといいよ。
ちなみにこの敷地の中にスカルパ自身のお墓もある。上の写真のようなゴージャスなものではなく、ひっそりとしているけど。1978年に訪問先の仙台でなくなったんだそうな。車がないと行きにくい場所なんだけど、スカルパ建築がお好きな方は、ベネチアから少し足を伸ばしてお参りしに行くといいだろう。