はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

試される平衡感覚

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自走式立体駐車場に車を止めるとき、なんとなくいつもの感覚からずれてしまい、うまく駐車マスにおさまらないときがある。いろんな要因が重なっていそうだけど、上の写真のような螺旋状の走行路と駐車マスが同一平面にある傾床式駐車場では、それが頻発する気がする。

単位面積あたりの駐車台数を最大化するには、昇降部と駐車部を合成するのが合理的なんだろう。昇降部が独立しているタイプは床を水平にできるので、車を止めやすい駐車空間が生まれるけど、それなりの面積が必要だもんね。

外観も自信満々にゆがんでいる傾床式駐車場は、駐車しにくいとか階数が把握しにくいとか、ユーザーにとってはあまり合理的ではない。でも、個人的には嫌いじゃない。そもそも人よりも車の都合で生み出されているということ自体が魅力的なんだろうな。