はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

謎の石鋼ハイブリッド橋

先月の熊本訪問では、通潤橋や霊台橋などの名だたる石橋を手がけた「種山石工」または「肥後石工」と呼ばれる技術者集団のふるさとである八代市東陽町を訪れて、いくつかの石橋を見て回った。八代市の石橋で最も新しいとされている、1929(昭和4)年に架けられた「谷川橋」を見るなり驚愕した。石造アーチの上に、鋼床版のみならず鈑桁らしき物体が載っているのだ。深呼吸をして動揺を抑えながらよく見ると、石材の天端が不定型に揺らいでいるように見えるし、アーチ基部のあたりがコンクリートで巻き立てられているようにも見えるし、見れば見るほど混乱してくる。ネットで調べても、今のところ改修などの資料は発見できず。なんともモヤモヤする橋である。どこかに手がかりが転がっていないかなあ。

 

【追記 5.18】早速情報をいただいた。熊本日日新聞の記事によると、「71年、自動車が通れるよう上部が補強された」とある。しかし、構造については触れられていない。鋼桁と石橋の関係が知りたいよね。