道路
ここ数日、スイスの写真を見返している。アルプスの自然の絶景はもちろんすごいんだけど、そこに道路が入った風景も、これまた強烈なインパクトがあるね。アルプスの山と谷の急傾斜と、車両の走行が可能な線形が、ギリギリのせめぎ合いを繰り広げた結果なの…
以前お伝えした芝浦の「水管橋貫通住宅」もカオス的未来感のあるたたずまいが凄まじかった(残念ながら今はもうない)が、阪神高速のランプにぶち抜かれている大阪梅田のオフィスビルも凄まじい。こちらの方は、昔のマンガや映画によく出てきた未来の街がリ…
あまり四叉路という言葉は聞き慣れないが、まあ十字に交わる交差点のことが一般的だよね。でも、世の中にはひとつの道が3つに分かれる四叉路もある。というか、僕は写真の現場を見て、こんな分かれ方もあるのか!とびっくりした。 ルクセンブルク市内にある…
シンガポールを訪れた初日に、じっくり見ようと思っていた市街地の古い橋が妙な囲いで覆われていて、ろくに見ることができなかった。その時は妙な工事のやり方だなあとスルーしていたのだが、最終日になってようやく気がついた。 ああ、あれはF1コースの整…
我が家のある千葉市から水戸やつくば方面に車で向かう時は、今のところルート選定が少々悩ましい。首都高を経由して常磐道で向かうのが一番効率的ではあるが、渋滞に巻き込まれるリスクがつきまとう。国道16号で柏に行き、そこから常磐道に乗るというのが距…
トンネルを通るとき、そこは「内部空間」であると認識すると思うけど、それは正しいのだろうか。「内部」があるということは、「外部」があるはずなので。むしろ大地の「外部」なんじゃないか。 なんてことを考えて、わけがわからなくなり、どうでもよくなる…
近頃、鳥取を島根を結ぶ江島大橋(参照:橋ガール #07 江島大橋)が、軽自動車のTVCMをきっかけに「べた踏み坂」として有名になった。個人的に鳥取と島根は数少ない未踏県でもあるため、ぜひとも見に行きたいと思っている。 沿岸部には時々、こうしたすごい…
愛媛の別子銅山に行こうと地図を眺めていたら、くるりと円を描くすてきな道がたまたま目に入った。鹿森ダムの上下流の高低差を解消するためのループ橋だ。これは見に行かなければと、迷うことなく立ち寄った。 同様のロケーションは、小樽の朝里ダムや秩父の…
緑には癒しの効果がある。日々のストレスを減らしてくれて、穏やかな気分にさせてくれる。ということは感覚的にも理解できるが、人にとって都合の悪い緑には、それなりのストレスをかけることになる。なんだかんだ言って、人は自分の都合を一番優先してしま…
現代の私たちは、雄大な氷河や名峰が連続するスイスアルプスならではの絶景の数々を、比較的容易に目撃することができる。なぜなら、そこに峠道があるからだ。どれほどの苦労の末にこの道がつくられ、維持されているのかに思いを馳せながら、峠越えをしたい…
前から気になってた首都高の新富町IC。このあたりの首都高は、掘割の運河が道路に転用されているが、ここは川の交差点が出入口となっている。というか、首都高10号線が接続するジャンクションになるはずだった。というか、とっくに都市計画決定済みだし、そ…
北九州で見た高速道路の高架橋の桁下をモノレールが悠々と行き来する様は、信じられない気持ちを通り越して、非常に興奮した。管理者が腹をくくってその気になれば、このような未来都市が実現できるという事実を目の当たりにした。これが30年近く前の姿なん…
前回に引き続き、トンネルの風景を。 北陸自動車道を富山方面から東に進み糸魚川ICに近づくと、トンネル出口にセメント工場が見事にフレームインする。フォッサマグナの西縁に位置する姫川を跨ぐという情報も付加されて、様々なマニアが反応するであろう魅力…
JR総武本線の擁壁に隣接している道路および駐車場。見れば見るほど謎めいている。そのまま進むと確実に擁壁にぶち当たる車両通行帯、スペースの中央に位置する2つのポール、おそらくこの位置と方向しか無かったのであろう強引にねじ込んだ駐車マス、意味…
川崎市を通る国道246号に、「切通し」というストレートな名前の交差点がある。先日、近くを通りかかったので、歩道橋の上からじっくり眺めてみた。すると、さもありなんと納得してしまうほど、丘陵をズバッと切り裂く見事な切通しを確認することが出来た。 …
一ヶ月ほど前、京都に行く機会を得たので、古都って言っても現代の暮らしはどうなっているんだろうかねえと思いながら、うろうろと街を徘徊してみた。その際に、京都の地図を眺める度に気になっていた「後院通」にも行ってみた。 何をいまさらと言われると思…
金沢の街中で見かけたママチャリで疾走するピクトさんと、その脇で横たわるピクトさん。 当然のことながら自転車用車線と歩行者用車線の表示であることは容易に理解できるのだが、自転車ピクトさんと歩行者ピクトさんを見る方向が異なっているので、一瞬戸惑…
京都から南に下ったところにある久御山ジャンクションを見に行ってきたんだけど、想像以上にすごすぎて全く手に負えなかった。道路交通の観点からは極めて都合がよいとされるフルタービン型のジャンクションは、外から見たときのスケールとカオスさが尋常で…
南房総市に建設された農道「安房グリーンライン」の最南部、安房白浜トンネルの北側坑口付近にある切土法面がすごい。約200万年前の巨大地震の痕跡である「海底地すべり地層」を生鑑賞することができるのだ。 海底で起こった大規模地すべりによる地層の崩壊…
昨日は首都高が主催する「川から見る首都高」に参加させていただいた。「首都高バスクルーズ」に続く、shutoko members第2弾の企画で、ヤマハ発動機のバックアップで日本橋川、神田川、隅田川をモーターボートでめぐり、その名の通り首都高を見上げて楽しむ…
先週末ははじめて新東名を通ってみた。こりゃ走りやすい道だね。もともと3車線を想定しているため幅員がやたら広いし、設計速度が高く設定されているので道路線形に全く破綻がない。舗装や照明などの保全レベルもすごく高いし、大断面のトンネルは圧迫感はな…
ドイツのヴァイル・アム・ラインにある建築家テーマパーク「ヴィトラ社工場」は、バス停までもがかっこいい。いかにもミニマルな形態や、金属とガラスの質感がたまらない。椅子はちゃんとイームズのワイヤーシェルチェアだし。このシェルターのために、わざ…
室蘭インター近くにあるスノーシェルターって、すごく素敵。トンネルのふりをして、明るいんだもの。はじめて体験するときは、びっくりするよね。こちらは地中に潜る覚悟をしているのに、あれれと肩透かしを食らう。こうした認識のギャップって、楽しい。
先週末の土曜日は、首都高速道路株式会社が主催する「スカイバスで行く首都高スペシャルトンネルバスツアー&首都高社員ここだけのトンネル話パーティー」に参加させていただいた。内容はやたら長いタイトル通りで、屋根なし2階建ての「スカイバス」で首都高…
昨年末、ザハ・ハディドが設計したローマの21世紀美術館「MAXXI」に行ってきた。とんでもなく未来感のある刺激的な建物もすごく面白かったんだけど、たまたま開催されていた「RE-CYCLE」という企画展に出くわした。これは、都市、土木、建築、造園、映像など…
リグーリア海に面する海洋貿易都市・ジェノバへ行ってきた。都市観光も楽しい街ではあるが、構造物好きは郊外に行かなければいけない。Riccardo Morandiが設計した、ユニークな構造形態を持つコンクリート斜張橋・Polcevera Viaductを見るために。まあ橋梁全…
1923年から1982年まで操業していたフィアット社の巨大自動車工場「リンゴット」を見るために、トリノへ行ってきた。とりあえず1928年に撮影されたウィキペディアの写真をご覧くださいな。すごいから。現在この工場は、レンゾ・ピアノの手により改装されて、…
ノルマンディー橋の信じがたい眺め。高低差およそ60mの壁を越えていく車両たち。航路を越える道路という難題を視覚化するとこうなる。 ノルマンディー橋の北側には料金場がパーキングと併設されていて、その屋根の上を歩くことができるので、このようなおか…
デン・ハーグの街で道行くトラムの様子を見ていたとき、視界の端でなにやら動くものが。びっくりして目をやると、シリンダー状の車止めがうにょーっと生えてきた。最初はよくわからなかったんだけど、歩道の信号に連動して結構なスピードで上下している。車…
赤坂見附とは江戸城に対する外敵の進入を見張るための城門のひとつであり、いまも石垣が残されている。その遺構を背にして、近傍の交差点の様子を監視してみよう。首都高と青山通りの平面線形と縦断線形が複雑で、平衡感覚がなくなるよ。個人的には、かなり…